ワクワクしたあの頃の話
特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
青春っていつからいつまでくらいを
言うのだろう
と思いながらこんなにも読書に
夢中になるようになったのは
30代になってからだと気づく
それまでも読書が好きではあったけど
それ以上に楽しいこと好きなことが多すぎて
本を読むことは後回しだった
30代になってどうしてこんなにも
本を欲するのかって
その理由はわかってる
現実から逃避したいから
逃げ出したくなるような毎日がそこにあって
本の中の世界に浸れる時間は
その毎日から逸脱する時間だから
なのです
昔のことを思い出してみよう
小学生の頃夢中になって読んだのは
江戸川乱歩
- 作者: 江戸川乱歩,平井憲太郎
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2008/11/01
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だから名探偵コナンが好きな
こどもの気持ちよくわかる
青春って呼ぶには幼すぎるけど
本に夢中になるのは
江戸川乱歩シリーズが初めてのことだった
気がする
奇妙な事件とそれを解決していく探偵
そして少しずつわかっていく秘密
あんなワクワクした気持ちで
本を読むことはもう出来ないから
なんだか切なくもある
今でも毎日必ず本を開く
今日読み終わった本は
『グッバイヒーロー』
- 作者: 横関大
- 出版社/メーカー: 講談社
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面白くて2日で読破した
それでも江戸川乱歩を開いた時のような
ワクワクした気持ちにはなれなかった
それはきっと
読み手である自分が
あの頃のような素直で純粋な気持ちを
もう持ち合わせていないから
なんだろうね