Wherever I am

2万の言葉を吐き出す場所

ワクワクしたあの頃の話

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/pdmagazine


青春っていつからいつまでくらいを
言うのだろう

と思いながらこんなにも読書に
夢中になるようになったのは
30代になってからだと気づく

それまでも読書が好きではあったけど
それ以上に楽しいこと好きなことが多すぎて
本を読むことは後回しだった

30代になってどうしてこんなにも
本を欲するのかって
その理由はわかってる

現実から逃避したいから

逃げ出したくなるような毎日がそこにあって
本の中の世界に浸れる時間は
その毎日から逸脱する時間だから
なのです


昔のことを思い出してみよう
小学生の頃夢中になって読んだのは
江戸川乱歩

怪人二十面相 ―少年探偵 (ポプラ文庫クラシック)

怪人二十面相 ―少年探偵 (ポプラ文庫クラシック)

明智小五郎に少年探偵団
怪人二十面相

だから名探偵コナンが好きな
こどもの気持ちよくわかる


青春って呼ぶには幼すぎるけど
本に夢中になるのは
江戸川乱歩シリーズが初めてのことだった
気がする

奇妙な事件とそれを解決していく探偵
そして少しずつわかっていく秘密

あんなワクワクした気持ちで
本を読むことはもう出来ないから
なんだか切なくもある


今でも毎日必ず本を開く
今日読み終わった本は
『グッバイヒーロー』

グッバイ・ヒーロー (講談社文庫)

グッバイ・ヒーロー (講談社文庫)

面白くて2日で読破した 
それでも江戸川乱歩を開いた時のような
ワクワクした気持ちにはなれなかった

それはきっと
読み手である自分が
あの頃のような素直で純粋な気持ちを
もう持ち合わせていないから
なんだろうね